スパルタンレースの魅力と参加方法や持ち物について初心者向けに解説

トレーニングやイベントが好きな人に知ってもらいたいイベントとして「スパルタンレース」があります。

スパルタンレースは日本では2017年から始まり、初回から参加者5000人以上が参加して話題になりましたが、一般的な認知度はまだまだ低いです。

この記事では、スパルタンレースに2回出場して、すっかり魅了され今では大会出場が1年の楽しみになっている私が、初心者の方に向けてスパルタンレースの魅力や大会の概要を分かりやすく説明します。

マラソンなどの大会がしんどいと感じる方でも、スパルタンレースなら種目によっては仲間と助け合うことができて、楽しく走ることができます。

この記事を読むことでスパルタンレースについて理解することができ、トレーニングをするきっかけになったり、トレーニングの目標ができたりして健康的で刺激的な生活を送ることができることでしょう。

スパルタンレースとはアメリカ発祥の障害物競争

参照：Melos

スパルタンレースはアメリカで誕生した世界最高峰の障害物レースで正式名称は「リーボック スパルタンレース」です。

日本でも2017年に第一回スパルタンレースが開催され、以降は毎年3回ほど開催されています。

スパルタンレースは別名「世界一過酷な障害物レース」と言われており、難易度別に5km~21kmのコースを、様々な障害物をクリアしながら完走を目指すレースです。

世界一過酷な障害物レースと言っても、難易度で過酷さは大きく変わるので未経験者でも取り組みやすい競技です。

参加区分	説明
エリート	屈強な出場者のなかで競いたい人
エイジ	年齢別に個人参加したい人
オープン	チームで楽しく走れるイベント路線
キッズ	子供向けコース

レースのコースは、山や森林、荒野、スタジアムなど様々ですが、整備されていないコースを駆け抜けることがほとんどです。

スパルタンレースに求められるのは、肉体的・精神的な強さと言われますが、難易度によってはレースというよりイベントに近く会場は大盛り上がりでした。

また、出場者同士で声をかけあったり、スタートの時に発声を合わせたりとレースを通じて一つになる感じがたまりませんよ。

【スタート時の発声映像】

【人生の転機になる】スパルタンレースの魅力

ここでは私が実際に出場した経験と、他のスパルタンレーサーの意見を参考にスパルタンレースの魅力について解説していきます。

他にも健康になったり、筋肉や体力がついたりとトレーニングにおいてのメリットもあります。

【スパルタンレースで人生が変わった方の動画】

前向きになって人生が変わる

スパルタンレースに出場して感じるのは、性格の前向きな変化です。

ランニングや障害物はきついですが、困難に挑戦して1つずつクリアしていくことで日常では味わえない達成感を得ることができます。

また、一度レースに参加すると日常生活でもスパルタンレースのことを考えて「もっと上の順位を取りたい」「チームで参加したい」「次はトレーニングをして頑張るぞ」と前向きな気持ちになります。

大人になるとスポーツで自分の全力を出し切る場面は少なくなりますが、スパルタンレースは青春を思い出すことができる熱いイベントです。

トレーニングの目標ができる

スパルタンレースの出場を意識することで、日々のトレーニングの目標ができます。

筋トレやダイエットをする人は「◯キロまでやせたい」「モテたい」「健康になりたい」と目標を掲げていることでしょう。

目標を立てることは重要なことですが、トレーニングの成果を発揮する場面がないと人は続きません。

スパルタンレースは1年に3回ほど開催されるので、成果を発揮する期間が空きすぎることなく大会を迎えることができ、さらに大会に出るとモチベーションが上がるという良い循環が生まれます。

トレーニングを続けることが苦手な方は、仕事帰りにスーツのままでもマシントレーニングができるチョコザップがおすすめです。持ち物も必要なく、1日5分のトレーニングから始められます。

新たな出会いに恵まれる

スパルタンレースは全国から個人やチームで参加する人がいて、新しい出会いに恵まれることがあります。

オープン参加の場合のチームのメンバーを募ったり、練習会を開催したりするコミュニティーやイベントがあり多くの出会いに恵まれる機会があります。

また、個人参加であっても出走時に近くの人と話して意気投合したり、レース中に仲間意識が生まれたりすることでしょう。

スパルタンレースには”格闘家の魔裟斗さん”や”アスリートの陣在ほのかさん”、他のインフルエンサーの方々なども出場していているためお話する機会があるかもしれませんね。

観光ができる

スパルタンレースは全国各地で開催されています。

毎年スパルタンレース出場と合わせて旅行に行けるのは魅力的です。

【難易度別】スパルタンレースの種目は4種類

参照：atpress

スパルタンレースは以下のように難易度が別れています。

種目	内容
スプリント	5km+障害物20個
スーパー	10km+障害物25個
ビースト	21km+障害物30個
キッズ	1~3km+障害物10個ほど

多くの人はスプリントでの参加になると思います。

スプリントは初心者~アスリートまで全員におすすめできる難易度です。

スーパーやビーストは、トレーニングをして筋力と体力を培った人が参加する内容で初心者の方には向いていません。

スパルタンレースはただ走るだけではないので、長距離に自信のある方もまずはスプリントからの出場をおすすめします。

スパルタンレースの参加区分は3種類

参加区分	特徴	おすすめな人
エリート	強靭な肉体が必要	限界に挑戦したい人
エイジ	14-29歳 / 30-39歳 / 40歳以上	エリートほどではないが、本気で挑戦したい人
オープン	個人でもチームでも参加可能	イベントとして楽しく走りたい人チームで協力して走りたい人

スパルタンレースの参加区分は上記の3種類です。

エリート参加なら「1位6万円」「2位4万」「3位2万」と賞金があり、エイジ参加でも上位は賞品や表彰がもらえます。また、後日順位やタイムもそれぞれ発表されます。

※2019年レース参照

初心者はオープン参加がおすすめです。

仲間と共に協力しながらレースをクリアしていくことができ、1人では越えられなかった障害物もクリアすることが可能です。

行く手を阻む障害物を紹介

スパルタンレースは障害物レースなのでただ走るだけではなく、障害物を越えていくことになります。

以下の写真は大阪で開催されたスパルタンレースの地図です。

大会によって若干種目が変わってきますが、大阪レースを参考に説明します。

種目	説明
4ft wall	約120センチの壁を超える
6ft wall	約180センチの壁を超える
Hurdles	高さのあるバーを超える
A frame cargo	ベルトでできた壁を登って降りる
Z wall	ボルダリングの平行移動
Barbed wire crawl	有刺鉄線の下をほふく前進で進む
Atlas carry	鉄球を運ぶ
Vertical cargo	ベルトでできた壁を登って降りる
Monkey bar	バーを使ったうんてい
Spear throw	槍投げ
Slamball	重たいボールを規定回数持ち上げて落とすを繰り返す
Sand bag carry	砂の入った袋を運ぶ
Jump rope	重たいロープで縄跳び
Para card	ひもの下を潜って進む
Box jump	段差を登って降りるを規定回数繰り返す
Jerrycan carry	水の入った重りを2つ同時に運ぶ
Rope climb	レスキュー隊のようにロープを登る
Herculas hoist	ロープを引っ張り重りを上げる
Multi rig	ひもの付いたリングでうんてい
Slip wall	ロープを伝った壁登り

後半はうんていやロープ登りなど握力を必要とする種目も多く、レース全体で体力配分を考えないといけません。

槍投げはほとんどの人が失敗します。

以下は大阪レースではないので種目は若干異なりますが、格闘家の魔裟斗さんが大会に出場した際の動画です。

スパルタンレース当日の持ち物や服装を解説

参照：MELOS

スパルタンレースの当日は印刷したEチケットと保険証・写真付きの身分証があれば出場可能ですが、ここでは実際に出場して感じた用意した方がいいものを解説していきます。

Eチケットはスパルタンレースの公式HPのマイページ若しくはメールで送られてくるQRコードをコンビニの印刷機で読み取って発行します。

同意書も公式HPから発行できますが、忘れた場合は会場で配布されます。

肝心なのは着替えを入れる袋です。

スパルタンレースはほふく前進や荒野を駆け回ることで服がかなり汚れるので、着替えと合わせて着替えを入れる袋は必ず持っていきましょう。

グローブは必須ではないですが、重たいものを持つことが多いので滑り止めとして重宝します。

服装は動ける格好なら参加はできますが、ウェアも靴も汚れてもいいものにしましょう。

大会後はドロドロになりますし、有刺鉄線で破ける可能性もあります。

ウェアやシューズの購入はスポーツデポ・アルペンのオンラインストアが便利です。

また、レース後の栄養補給にプロテインを持っていくこともお忘れなく。

【初心者必見】スパルタンレース申し込みの流れと料金を解説

スパルタンレースの申し込みはスパルタンレース公式HPから行いますが、申し込み登録自体は日本語サイトではなく英語サイトで行うので混乱するかもしれません。

ここでは、申し込みの流れと料金について初心者の方でも分かりやすく説明します。

参加申し込みの流れ

①スパルタンレース公式HPにアクセス

②左上のハンバーガーメニューからエントリーを選択

③エントリーページのページ内リンクから米国サイトへアクセス

④位置情報をONにして参加する県を選択

⑤参加するレースを選択

⑥参加する難易度のチケットボタンを選択

⑦参加区分を選択

⑧今すぐ申し込みを選択

ここからは必要事項の申し込みとなります。

⑨注文の概要が間違いないか確認しメールアドレスを入力

⑩名前を入力

⑪アカウント作成にチェックを入れてパスワードを入力

⑫以降は質問のとおりに入力していきます。

ただし、英語サイトを日本語に翻訳すると日本語が変なニュアンスになってしまいます。

翻訳された日本語に対応した答えを解説していくので参考にしてください。

⑬住所欄に郵便番号と住所を入力して、ペナルティはチェックを入れる

以降は質問のとおりです。

混乱しやすい質問にピックアップして説明していきます。

⑭質問のとおりで、市民権の欄は日本と入力

⑮登録名（EN）参加者氏名欄はローマ字で名前を入力

⑯同意欄に氏名を入力する。

最後にカード情報を入力して終了です！

登録が終了すれば、登録したメールアドレス宛にスパルタンレースの事務局からメールが届きます。

Eチケットや同意書はメール内のリンク若しくは公式HPからQRコードを表示し、コンビニの印刷機で印刷してください。

料金

2023年5月に東京ドイツ村で開催されるスパルタンレースを例に参加費の紹介をします。

【SUPERの参加費例】

区分	参加費
ELITE	￥20,000
AGE	￥18,000
OPEN	￥16,000

参加費に加えて全レーサー必須の保険として2,000円費用がかかります。

スパルタンレースに出場するにあたっての注意事項

ここでは私が参加して特に注意が必要と感じたことを紹介します。

集合時間

集合時間はレース開催の90分前までとされています。

例えば、自分の出走時間が午前8時30分の場合は、午前7時には受付を済ませておかなければならないということです。

私の経験上は90分を過ぎても問題なく受付してくれます。

ただし、公式HPには90分前までと記載してあるので、余裕を持って集合するようにしましょう！

交通手段の確認

当日は混雑が予想されるため、自家用車でお越しの際は余裕を持って家を出るようにしましょう。

大会によっては最寄り駅に送迎バスが出ている場合があるので大会情報はしっかり確認しておくことが重要です。

まとめ：トレーニングすれば初心者でも十分楽しめる

この記事では話題のスパルタンレースについて初心者の人にも分かりやすく解説してきました。

スパルタンレースはアメリカ発祥の障害物レースで、トレーニングを日常的に行っている人だけでなく、初心者の人でも参加して楽しむことができます。

スパルタンレースの出場をきっかけに、もっと身体を鍛えたくなったり、健康意識が芽生えたりして筋トレを本格的に始めることになるかもしれません。

これからトレーニングを始めるという方は、月々3000円ほどで始められるチョコザップがおすすめです。